自分の頭の中の整理を兼ねて
パネライの自社ムーブを比較してみます。
P2002の特徴
・パネライ初の自社ムーブメントにして最高峰の機能が備わっている。
パネライが開発を開始した2002年にちなんだ名前がつけられている。
・パワーリザーブの水平インジケーターが搭載されていて
自社ムーブメントならではのデザインと機能を楽しめる。
・ステンレスウォッチとしては極めて稀な秒針のゼロリセット機能を搭載。
ミッションウォッチとしての念願の機能を備えている。
・ダブルブリッジとキフパレショック耐震機構によりテンプを衝撃から守る。
・唯一の3バレル搭載、ヒストリカルな意味を持つ8デイズを再現できる。
・2バレルの3デイズだが、自動巻なので日常生活で十分なパワーを備えている。
・2000シリーズより安価なため購入しやすい。
・自動巻搭載のため、ムーブメントに厚みが生じる。
P999の特徴
・シンプルで最も薄くサイズの小さいムーブメント
P9000やP2000の約半分の薄さ。
・自社ムーブメントとしてはじめてルミノールの42ミリという
一回り小さいサイズでの展開が可能になった。
・伝統的なスワンネック緩急針が美しい。
P3000の特徴
・今年発表された、新作自社キャリバー
・パネライのヒストリックモデルに使用されていたムーブメントを
元にしていることから、大きいサイズのムーブメントになっている。
搭載される時計の径は47ミリに。
こう比較してみると
やはり2000シリーズのハイスペックぶりが目立ちます。
価格差がかなりありますが、それも納得いく仕様です。
さらに付け加えると2000シリーズだけに許された
サファイアガラスのドーム風防もかなり贅沢なつくり。
9000シリーズは2000シリーズが
あまりに詰め込みすぎた機能をシンプル化して
安価にした非常にバランスの取れたムーブメントという印象です。
現に、店頭で主力商品になっているモデルの
ほとんどが現在9000シリーズを搭載しています。
自動巻ですし、初めて機械式時計やパネライを買う方に
999と3000は
まだ店頭に入荷してきていませんので
何とも言えませんが、
スペックを見る限り、
9000では実現不能だった、時計のケースサイズの展開のために
必要だったムーブメントだとおもいます。
この2つの登場により
自社ムーブメントで42ミリ~47ミリまで
選択肢が広がったというのはパネライファンには嬉しいことだと思います。
特にパネライをつけたいけど大きすぎる!
と、思っていた女性の方や、
ヒストリカルな47ミリサイズを自社ムーブでつけたい!
と、思っていたパネライマニアの方にとっては本当に良い商品展開です。
年末に向かって、トミヤでも
かなりの商品量を取りそろえていますので
デザインはもちろん、
機械も気にしながら時計選びをしていただけると
新たな楽しみがありますよ☆
パネライのお問い合せは メカミュージアム トミヤ まで。
TEL 086-226-1038